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あなたは憲法9条を変えることに
賛成?反対?全国シール投票

(2006年4月19日10時〜12時宮島口)

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参加者は10人ほど 約2時間(少しオーバーしました)で556票集めました。 宮島口港前ロータリーでのシール投票ということで、 廿日市市民の意見というよりは、よそから行楽に来られた方を含めた意見 と言えると思います。

廿日市市民が集まる場所でシール投票を行いたかったのですが、 ショッピングモールなどでは許可が下りませんでした。 ショッピングモール前の歩道もほとんどがそのお店の敷地なのだそうです。 道路使用許可をとるのに少し苦労しました。

結果は
賛成 37票 反対 440票 わからない 76票

岡山と同じで、賛成or反対が、9条に賛成or反対と勘違いされる方が多かったので
シールを貼る前に一人一人に「9条を変えることに賛成か反対かです!」と
確認をしながら貼っていただきました。

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当日の感想より

大多数の方は戦争はいけないと反対にシールを貼って行かれましたが、
反対が圧倒的に多かったので
「これじゃあ賛成には貼れないわなぁ」という方もおられました。

9条を知らない方も結構おられるんですね、驚きました。
9条って何?という質問を何度も受けました。

無言で賛成にシールを貼られる方は
中年の男性が多かったなぁ…
お年寄り(どう見ても戦争経験者)は、ほぼ100%反対に貼っておられました。

おもしろかったのは、年配の女性が
「今の日本はアメリカの言いなりになりすぎている。軍隊を持っていないから、アメリカに守ってもらわなくてはいけないから、言いなりにならざるを得ないんだ!だから九条を変えなくてはいけない!」
と言って9条を変えることに賛成のシールを貼っていかれました。
そういう風に考えるんだ!?
アメリカの要求で9条を変えようとしているということをご存じないのでしょう…。
アメリカの要求でできた軍隊は、
アメリカの世界戦略の中へイギリス軍と同じように組み込まれて行くかも知れない。
何もかもがアメリカのためなのでは?と思える今日この頃、
この年配の女性の怒りがとても良く分かるだけに、
軍隊が民衆を守るわけではないのだということ、
力と力のぶつかり合いで本当の平和を勝ち取ることはできないんだということ、
もっともっと訴えていかなくてはならないんだと改めて思いました。

知り合いの小学生が賛成に30枚以上シールが貼ってあるのを見て
「なんでなん?」と目をまん丸にしていたのが印象的でした。

ゴールデンウイーク突入とはいえ、間に平日があるため、
観光地宮島口もごったがえすということもなく、
投票のための声をかけやすいほどの人出でした。

観光客が多く、地元の意見が反映しにくいのではないかと心配していましたが、
潮干狩り、中・高校生の合宿、ハイキング、結婚式、宮島からの外出の方々など、
思ったより、廿日市の方々の意見をきくことができたと思います。

協力的なのは若い人達でした。声をかけたほとんどの方が投票してくださいました。
シールを渡すと、「9条が何かわからん」といいながら、
説明すると、迷わず「反対」に貼る姿、
高校生のお姉さんに「あんたにわかるん?」と言われた中学生の弟が
毅然とした態度で「反対」に貼る姿をみながら、
若い人達の未来のために、今日のことがきっかけとなってくれればいいなと
切に思いました。

「9条を守りましょう」というイベントではなく、客観的に、しかも直接意見を
きいた結果、多数の「反対」の意見があったこと、とても心強い思いがしました。
また、「賛成」の37票の重みも忘れないようにしようと思います。

シールを貼るということ、自ら参加するという実感があり、
また、さまざまな方に声をかけやすい、とてもいいアイデアだと思いました。
これからも全国的に展開できるようなイベントをいろんなところから発信して
ほしいし、私達も考えていきたいです。

9条へのみんなの想いが数になって表れる体験にとても充実した気持ちを
感じています。ありがとうございました!!



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